2009年06月29日

(月)戦国バラバラ物語……

明日、6月30日は、ハーフタイムデー。

思えば1年前の今日も「今年も残すところ後半年、皆さまお正月の準備はよろしいでしょうか」なんて書いたけど、今年もその日がやってきた。私の今年の6月は「本能寺の火事」と、それに関連することを書いてきた。昨日で本能寺から、清州会議、その後の織田家も書いたので、一応戦国から離れてみようと思うけど、いわゆる戦国時代はまだ終わらない。まだまだ、書きたいことはあるけど、これからはその都度、取り上げて見たいと思う。

でも、この1ヶ月、本能寺のことを書くに当り、私なりにいろいろ調べてみて、わかったことがある。不遜な言い方だけど、私は以前から明智光秀の謀反説にはなんとなく疑問を持っていた。そのことについて調べてみようと思ったこともあるけど、図書館に行っての資料探しはこれまた時間がかかる。その点、パソコンはいい。すぐに大抵のことは調べられる。あちこち調べまくって、失火説にたどり着いたときは、何かしらホッとしたものだ。

それによって、一つの疑問が解けた。徳川家康が孫の乳母にどうして明智光秀の姪の福を採用したかということだった。本能寺から時は経っているとは言え、あれほどのセンセーショナルな事件はまだ人々の記憶にはっきりと刻まれている。大坂で光秀謀反の知らせを聞いた時は、少数の家来しか連れてない家康はビビリまくったに違いない。見えない敵に怯えながら、必死で居城の岡崎城に逃げ帰った。だが、その光秀も秀吉に討たれ、後は秀吉のペースで物事が進み、一応は平静が保たれてきた。

その頃になって、家康はあれは本当に明智殿の謀反であったのかと思ったはずだ。あの、思慮深く、温厚で親切な明智殿が……。そこで、いろいろ調べてみて彼も「失火説」に行き付いた。だが、そんなことはおくびにも出さず、時は流れた……。

そして、光秀の姪の福と言う女性が、孫の乳母候補として目の前に表れた。色々話を聞いてみれば、謀反人の身内と言うことや、それほど美しくもない顔のことで苦労をしたらしく、気の強い女性になっていた。そのときに家康は、福に「本能寺失火説」の話をしたかもしれない。

家康は「男の子の乳母にはあれくらい気の強い方がいい」と言ったそうだけど、そこには亡き光秀に対する「気持ち」もあっただろう。そのことが後に、本能寺家康黒幕説の根拠となり、竹千代、後の家光は家康と福の子ではないかとの憶測話も、このタヌキ親父は鼻の先で笑っていたことだろう。

だが、福は家康の期待以上のことをやってくれた。家康が自分に好意的なことをいいことに、竹千代を自分だけのものにし、実の両親からは遠ざけるようにした。竹千代は大人しい男の子だった。また、そこには戦国一の美女と謳われた母親の娘にしては、平凡の顔立ちの年上妻。なのに、側室も持たない(後に浮気)夫。いくら、側室を持つのが当然の時代とは言え、自分は夫の浮気にどれだけ悩まされてきたことか。そんな夫婦仲への嫉妬もあっただろう。

はっきり言っておく。男、特に日本の男はすべてマザコン!そう思って、間違いない。母親に愛されれば愛されるままに、愛されなければ愛されないままに、マザコンになる。ただ、いくら自分を愛してくれる女性であっても、性の対象ではない。普通、男は成長すれば、性の対象・セックスのできる相手を探す。その時は母親より他人の女がよく見える。そして、結婚。なのに、日本の男は今度は妻にも母親を求めてしまう。そうなったら、面白くないのが妻。だが、やがて女も母となる。わが夫を「このマザコン男!」と言いながら、自分の息子はバッチリ、マザコンにしてしまう。

それを福はやった。竹千代を押しも押されもせぬ「乳母コン」にした。弟の国松の乳母はそんな「野心」などない人だったから、両親との関係も良好だった。それも福は利用した。自分が竹千代を近づけさせないくせに「御台様は国松様ばかりお可愛がりです。国松君をお跡継ぎにとお考え(企み)になっています」と家康に直訴。その甲斐あって?竹千代が跡継ぎと決まった。だけど、いつの時代も長子が跡を継ぐのが普通なのに、それを福は自分の手柄のように言いふらした。相当自己顕示欲の強い性格。

そんな竹千代は成長すると、乳母と母の対立を見てきたからか、あまり女には興味を示さなかった。それを知った福は大慌てで、美人の尼僧を還俗させたりして、ありとあらゆる手で、家光を普通の男へ連れ戻すことにも成功した。

福(春日局)の死後、その後の乳母は顔を見せないように、マスクをして授乳をさせるようになった。徳川家中が、乳母が権力を持ちすぎるのに辟易してのことだった。

話が戦国から離れてしまったけど、いずれ大奥のことも書くでしょう。

でも、信じてあげてください。
明智光秀は無実です、冤罪です!
本能寺も二条城も失火です……。


明日は何の日・6月30日
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posted by 松本萌花 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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